2008年12月22日月曜日

なんかテンプレートが

テンプレートの表示が上手くいかない。この派手な感じが好きなんだけど、上手くいかないのなら仕方が無い。と、いうことでデザイン変更します。訂正して追記:変更しました。これからぼちぼちいじっていきます。 ころころ変えるのは好きじゃないけど、ま、仕方ないですね。

これからテンプレート探しの旅にでますが、

  • やっぱり3カラムが好き
  • もう少しシンプルなヤツ
  • せめて英語でコメントしてあるヤツ(今のはポルトガル語?でコメントしてあるので、分け分からん。訂正して追記:今回も?な言語でコメントしてありました。 自分でいじれない(これは僕のスキルの問題か))

こんなところで探してきます。それまで表示に問題があるかもしれないですけど、ご辛抱いただければ。

2008年12月21日日曜日

炒め物の味付け

炒め物は大好きなのでよく作る。今日は豚バラともやしと舞茸としめじの炒め物。味付けはバターとしょうゆとオイスターソース。我ながら感動するくらいおいしかった。そこで炒め物の味付けパターンを。

めんつゆ
基本。七味を入れるのもいい。

しょうゆとみりん
きんぴら風に。七味あり。

みそとしょうゆ+オイスターソース
あと砂糖をちょっと。みそを減らして豆板醤を加えてもおいしい。オイスターソースは入れすぎないこと。

バターしょうゆ+オイスターソース
オイスターソースは神様です。でも入れすぎない。

塩(と胡椒)
肉の脂と酒や野菜の水分で塩だれっぽくするとうまい。ごまをたっぷり使う。

今の時期はきのことネギがうますぎる。


 

2008年12月19日金曜日

今日、

不思議な別れがあった。お互いに探って探って別れたという感じだった。残念だし寂しい。だからこれで良かったと思うわけでもない(思わないわけでもない)。けど、この別れがなにかの証しであるような感覚がある。道が続いていることの確証であるかのような。

cover
蟲師
漆原友紀
蟲師というマンガが終了した。大好きな作品だったから残念だし寂しいのだけど、今日経験した別れのような不思議なさわやかさがある。

蟲師・ギンコの旅は、第1話と同じようにつづいているのだろう。また出会う、という思いとは違う。でも、ああ、そうか、人の歩いている道は同じ道だったんだ。その証しだったのかもしれない。

数ヶ月前からpreciselyに予告されていたような、それでいて突然の、予期できない別れだった。

日銀、量的緩和を実施へ 追記あり

今日の読売新聞

日銀、量的緩和を実施へ

日本銀行は18日に開いた金融政策決定会合で、事実上の量的緩和政策を導入する方向で最終調整に入った。


ならばなぜ2006年に量的緩和を解除し、利上げしたのか、と問われなきゃいけないよね。なぜ追い込まれてからやるのだろう。政府につつかれて、日本より高成長のアメリカよりも出遅れているんだから、自分で自分の独立性を危うくしているようなもんだ。

この間も書いたけど、日銀にとって危機って何なのか。デフレ、雇用不安、失業、税収の落ち込み。こういった事よりも、「アメリカがやったから」という理由のほうが重要なのか。ともかく、やっと日本も金融政策が動き出す。次は財政政策だ。

追記:
経済学者の田中秀臣先生曰く、今回の利下げはシナリオ通り、つまり言い訳みたいなものだとか。ということは、相変わらず日銀はやる気が無いってことか。うーん。ここで日銀の政策委員の最近の発言を見てみると、わざとボケてるんじゃないだろうか、というような発言があったりする。例えば「政策金利から消費者物価指数の上昇率を引くとマイナスだから低金利」とか。それってCPIをそのまま使ってるんだろうか。コアでもコアコアでもなく? 日銀はCPIの上方バイアスを意図的に無視していると、高橋洋一さんが書いていたけど、既に指摘されてるのに、まだそんな感じなの? 日銀にとっての危機ってホント何なんだろう。

2008年12月18日木曜日

タンス預金についての疑問


FRBの発表から一夜明けて、なんかマスメディアは「日本も続け! 日銀何やってんだ!」みたいな雰囲気ですなあ。もちろん良い事だと思うけど、日本はずっとデフレなんだからもっともっと早くやらなきゃいけなかったんだ。メリケンを待つ理由なんかない。

経済学者のマンキューさんのブログ
を読んでいたら、オバマ政権入りが決定した物理学者のチューさんが、「アメリカのガソリン税をヨーロッパ並の水準に上げたい」と言っているんだそうな。うーん、エネルギー・環境対策チームの長官になる人として抱負を語っているのだから当然のことなのだけど、不況の入り口でそんなこと言わないで、とも思う。「消費者が燃費性能の良い自動車を選ぶことを後押しする政策を実施したい」、とかマイルドな感じでお願いします。

で、今回の本題。今更ながらタンス預金について疑問に思うことをメモ。

今現金として出回ってるお金の総額は75兆円くらいだそうだ。んで、今年の夏の日銀レビューが発表したタンス預金の予想額が30兆円。半分とは言いませんけど相当な金額ですね。レビューの中では、金融システム不安とペイオフ、低金利が、タンス預金の原因としていて、それはそうなんでしょうけど、なぜ現金? と思うのです。普通預金でいいじゃん。

預金金利が低いから、タンス。という理由が考えられるけど、それにしたって現金のまま持っていたって利子はつかないし、銀行(や郵貯)に預ければ、泥棒の心配も無いし、今はATMがどこにでもあるのだから不便でもない。ペイオフのせいというのもわかるけど、流石に1,000万円を超える金額を家の中に置く人がたくさんいるとは思えない。

このお金は使われないわけで、生活費とは当然別だ。なので流動性選好というのじゃ説明できないんじゃないかと思う。レビューによれば1995年にはタンス預金は5兆円ぐらいだったそうだ。それが6倍にも跳ね上がった理由は何だろう(ちなみにレビューにはもう一つの計算方法が載っている。その方法だと1995年に1兆円だったのが2007年では30兆円になったという)。

跳ね上がった結果をみると、デフレが続いたわけだから、実質的に利子がついたことになる。しかしこれは結果論だと思う。デフレを狙ってタンス預金はしないだろう。だってそれなら銀行に預けていたって同じなのだ。低いながらも預金金利もついてくるから、預金のほうが有利だし、流動性ったってあんまり現金と変わらないと思う。

それでも現金という形を選ぶ理由といえば税金ぐらいか。でもなあ、預金に対する税って利子に対する税(20%)だから、タンス預金の金額が数百万円で金利が0.01%だとしても数千円くらいのもんだ。結果的にはデフレだったけどインフレリスクだってあるわけだし。

うまいこといけば相続税をばっくれちゃえるかも、ということなんだろうか。脱税と言えば現金だし。それと、振り込め詐欺で、税金の還付金がどうのこうのといわれてダマされる被害者がいるという話を聞いて、随分税金に敏感なんだな、と思ったことがあった。知らぬまに税金を持っていかれているという意識があるんだろうか。例の「国の借金は国民一人当たり云々」というアレな話や、税金の無駄遣いとか、消費税アップの話とかを毎日聞いていれば、近い将来、ものすごく重税になる気がするのも頷けるが。

日銀レビューでは、

これらの点を踏まえ、先行きの銀行券や流動性預金の動向に対する見方を示すと、鍵を握る高齢者は、今までのところ金利の緩やかな上昇に対してあまり反応していない。このように、高齢者の金利感応度が相対的に低いことからすると、先行き、金利が多少変動しても、それが小幅に止まる限りは、高齢者の銀行券、流動性預金の保有は大きく変わらず、高止まりを続けるとみられる。(p.5-6)


とあって、高齢者が現金を保有し続けている理由を一応低金利としてるけど、よく分からない。

My seasonal disease

毎年のことで自分でも笑ってしまうんだけど、僕は4月と11月、すごく調子が悪い。で、これも毎年なんだけど、いっつも「あ、今回は大丈夫じゃん。快調!」とか思ってる。本気で。でも振り返ると、あーやっぱダメだったよ、と思い至る。今年はブログをはじめたので、エントリの数に如実に表れているので分かりやすい。

体調を崩すわけでもないし、生活が乱れるわけでもないけど、会話が最小限になったりする。鬱っぽいんですな。学生時代は、だからすごく苦労した。入学とかクラス替えがあるからもちろん緊張するのでそのせいもあるけど、もうデフォルトで無口、しかもそわそわしてる。まあ僕は出だしでつまずかなかったことなんてないからいーんだけどさ。

で、11月の精神状態を振り返ってみると、どうも一発どでかいホームランを狙っているせいで身構えてしまっていたような気がする。でもそれでいて、いつも通りちまちまやっていることもあったしなー。ようわからん。ただ、効率的で理論的である事に拘ったり、計算や計画や分析ばかりして、じっくり観察したり、素直に感じたりすることはなかったかもしれない。かっちょいいロボットのプラモデルでも作ればよかったのかもしれない。あとレゴとか。

今回、あ、やっと終わったよダメタイム、としみじみ感じたのは、アニメOne Pieceの第380話を観た時だった。ブルックの過去と現在が悲しくも楽しく重なっていくという感動的な回で、原作でも象徴的だったシーンを見事に描ききったな、と思わせる素晴らしいエピソードだった。お話の中心となる歌、「ビンクスの酒」は今までに何度か登場してきていたけれど、今回のアレンジがとても良かった。裏メロっていうんでしょうか、バイオリンがさわやかで切なげで、人々の思いをなぞっているようでした。



YouTubeのコメント欄をみると、誰も思う事は同じだなあとうれしくなる。日本語でも英語でも、「この海賊団に入りたい!」というコメントが必ずある。僕も同感ですよ!

あと記憶違いかもだけど、冬!っていう気温になったのもその頃だったような気がする。もしそうなら春とか秋がダメってことなのかなあ。

2008年12月17日水曜日

FRBのリフレ政策と幸せな人。


FRBがゼロ金利と量的緩和政策を宣言した。バーナンキさんはFRBの議長になる前、日本に対して量的緩和政策を説いていた。それを自分の国で実行したわけだ。その内容はまさにリフレ政策だ。量的緩和政策は日銀が初めて行ったことで有名だが、今回のFRBのそれはもっと本格的なものだ。どの程度実施するのか事前に決めていない、つまり事態が改善されるまでやる、という力強いもので、腰の引けた日銀バージョンとは大違いだ。

日銀はこの期に及んで何もしない、何かしても出し惜しみしすぎて評価されないという情況が続いていた。これで追い込まれた感じですなあ。実際に日米の金利差が逆転してしまったんだから。体面ばかりにこだわって戦力の逐次投入した挙げ句こんなことに。日銀ざまぁ、日銀涙目(って実際に苦しんだのは国民であるわけだから笑ってられないんだけど)。

さらに今回の危機で、普段から金融政策なんか効果ないよ、リフレ派ってばかじゃないの的な悪口をいいつのってきた経済学者(とか評論家とか)が次々に転向しているのだという。「今更かよ」と思うのは、まあ人情として有ります。だってリフレ派が言っていたことは経済学の教科書に書いてあることなんだから。それを「根拠が無い」とか言われてもね。コーゾーカイカクをすれば景気が良くなるって話のほうが根拠が無いじゃんか。

しかし危機に態度が変わるのは当然のことだから別にいい。問題は彼らが今の今まで危機だと思っていなかったってことだ。失業率が高止まりし、自殺者の数も減らず、アメリカ頼みの景気で、出生率も低い。これが彼らにとって危機ではなかったというのが驚きなのだ。

僕はリフレ政策が需要を喚起すると考えているので、リフレ政策がこういった苦境から脱出するための基礎になるだろうと思っている。

話変わって、どの本か忘れてしまったのだけど、幸せな人はどんな人か、という話があった(タレブだったような気もするけど、不確かです。)。幸せな人は、大切なことにはすごくこだわるが、それ以外のことにはとことん無頓着であるという。つまり、人の生き死にはもちろん、人の気持ちにすごくこだわるのだという。寂しい思いをしていないだろうか。辛い日々を過ごしているのではないだろうか。そうやって人を思いやっているのだそうだ。そしてその一方で、表面的なこと、例えば収入が、学歴が、外見が、というようなことには全然こだわらないのだという。

日々生きて、楽しんでいることこそが大事なのだ、とそういうことだ。でも、子供が欲しいと思えばどうしたってお金がかかる。仲間と過ごそうと思ったってお金はいる。バブル崩壊以降、不景気のツケはほとんど若者が支払ってきた(不安定な雇用や低賃金、子供をあきらめるという形で)。こんなことが十年以上続いている。これを大切なことの危機と見ないのであれば、それはきっと不幸な人なのだろう。人の気持ちよりも体面を保つ事に汲々として年を取っていくのは、それはそれでつらいものだろう。

が、盛者必衰。戦後育ちの老人たちの天下もいつかは終わる。それが終わった時、僕らが体面にこだわっているようなら、僕らの負けだ。

2008年12月15日月曜日

定額給付、ないの?

一ヶ月さぼってしまった。のでリハビリモード。

麻生総理の支持率がすごく低いんだそうだ。で、国民に現金を配っちゃおうという定額給付も無かった事になっちゃうんでしょうか。僕、欲しいですけど。

お金を配るなんて言う下品なことじゃなくて、弱者救済のために失業保険などのセイフティーネットを強化すべき、という人もいるようだ。今月の頭のほうで日経新聞の社説がそうだった(もうネット上にはないのかな?)。うーん、そういうこと言っちゃうのかよ。

日本の労働者が6,000万人いるとして、どのくらいの人が失業保険を受け取れる資格を持っているだろうか。既に非正規での雇用は全体の三割をしめる。ってことは1,800万人が例え失業してもお金はもらえない可能性が高いわけだ。それにそもそも失業以前に収入の少なかった人に支払われる額は低く、多かった人には多く支払われるんだから、べつに弱者救済というわけでもない。やっぱりどう考えても失業保険を受け取れない人のほうが弱者だろうし。

弱者救済が目的なのか、それとも景気対策なのか。景気が良くなれば低所得者も一息つけると思うよ。弱者救済を本格化するならその時だろう。景気が良ければ失業も減る、これ当たり前。定額給付は景気対策としては効果が薄いと思うけど、セーフティネットの一時的な強化よりは理にかなってると思う。欲しいし。

cover
セイヴィング
キャピタリズム
R・ラジャン
L・ジンガレス
『セイヴィング キャピタリズム』という本を読んだんだけど、この本には、景気が悪くなると既得権を持つ人たちが弱者と手を組んで権益を強化しようとする、と書いてある。これは、GMの労組が日本の自動車会社並みの給与水準を受け入れないがためにGM本体がなくなってしまうかもしれない、という今の情況をよく説明していると思う。日本車がアメリカの消費者に受け入れられたとき、BIG3は労働者と組んで日本企業に枷をはめて既得権を強化した。前回は上手くいったけど、今回はどうだろう。なんかアメリカ国民は醒めてる感じだけども。だって業界を保護したコスト(日本車の値段が割高になったこと、燃費の悪いアメリカ車の数が減らずに環境に負荷がかかったこと、など)を支払ったのは消費者である国民だものね。

アメリカも結構、特定の業界の保護とかしてるわけで、日本はさてどうでしょう、なーんて新聞社が知らない分けないよね。なので、セーフティネットの強化は、結局既得権を持った人たちのところにしか届かないと思う。それにBIG3が今回倒れそうってことは、業界の保護にも限界があるってことだ。しかも業界の末端にいる労働者(一番多い)が保護の恩恵を受けるとは限らない。保護されているのは「非効率なやり方」であって労働者じゃないかもしれない。だから労組は条件を飲まなかったんじゃないかな。ぶっちゃけ業界を通してではなくて国民をダイレクトに保護したほうが安上がりだ、と『セイヴィング〜』にもある。

なのでセーフティネットの強化に何が何でも反対をしたりはしないけど、その前に景気対策だろ、と思うのですよ。欲しいしね。

実質的に国家の保護を受けている人とそうではない人がいるってことを新聞は伝えるべきだ。新聞が既得権の味方であることを堂々と標榜しちゃうとはね。