2009年5月20日水曜日

"Bad day"


下の動画はDaniel Powterという人の"Bad day"という曲。結構ヒットした曲で、名曲だとおもう。結構好きだ。僕にとって特別な曲というわけじゃないけど、口ずさむとなかなか楽しい曲。



歌詞は、落ち込んでいる人にむかって、「今日はツイてなかっただけだよ」と呼びかけている。そのことはちゃんと記録に残ってる。だからちょっと休んで仕切り直そうぜ、と。

最近、かつて自分が過ごした場所に行ってみた。ただ歩き回るだけで何をするわけじゃない。生まれてから8年間、両親が離婚するまで住んだ町とか、だらだら7年も通ってた大学とそこまでの通学路とか。20年前にみた商店街の看板を覚えていた。桜の木も覚えていた。

自分が過去に縛られていると思ったことはなかった。過去には何も無いと知っていたから。でも「縛られていない」「過去には何も無い」と言ってしまうことは、自分が過ごしたそれなりにタフな少年時代の苦しみを放置することでもあった。ということに気づいた。

歩いてみて、過去に何かあったとしても、もう僕を縛ることはできないんだ、過去は僕のbad daysだったんだと、思えるようになった。ツイてなかっただけ。僕は子供だったし、何にも知らないただの若者だった。そう思ったとたん、過去が過去になったんだと感じた。カレンダーをみて、ああ、もう五月か、と感じるようにそう感じた。

これからも断続的にbad dayはあるだろう。でも永遠に続くかのようなbad daysはもうおしまい。これからは自分の境遇を思い出して今日を台無しにしたりしない。心の中で誰かを責めて一日を過ごしたりもしない。

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