2012年6月2日土曜日

アメリカの五月の失業率

昨日発表されたアメリカの五月の失業率が良くなかった。8.2%だった。で、New York Timesにこんな記事が。

  Jobs report makes Federal Reserve more likely to act

 要約すると、失業率が悪化したのでFRBにさらなるアクションが求められていくのは避けられない。米国債の買い換えにも限度があるから、ポートフォリオの拡大で対応する頃合いだろう、というもの。 

他にボストン連銀の頭取が追加緩和策を提案している話とか、FRBがどうしようとも政治家からは色々言われるだろうという話、インフレ率が2%でFRBが適性としてる値である話なんかがあって、なんだかため息が出てしまいましたね。日本の新聞でこんな記事が書かれる日がくるんだろうか。

 以前僕は、日本の新聞でCPIの上方バイアスが話題になる日なんて絶対にこない(参照)、と書いちゃったことがあるんだけど、この間どこかの新聞の社説(どこかは完全に忘れた)ではちょっとそれに触れていたんですよね。話題になっているのとは違うけれど、もしかしたら、と思わせるものではあった。だからひょっとすると日本でも大手の新聞が「失業率が高いので日銀の追加緩和が求められる見込み」なんて記事を載せる日が来るかも知れない。

いや、無理か。これだけ生活保護で大騒ぎしているのに失業率が話題にすらならないんだから。

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