第一話で、孤児であるハナという少女が、神父に引き取られて、神父の家族に無茶苦茶いじめられている場面があるのだけれど、これが不快になるほど長い。そして、彼らが無防備な少女をいじめる理由が分からないので、ただ不愉快なだけなのだ。
ハリー・ポッターと 賢者の石 J・K・ローリング |
別にハリーの親戚夫婦を擁護しているわけではない。アホが現実を受け止められずアホな思い込みでアホなことをしていて、そのとばっちりがハリーに行ってかわいそうだな、と思うだけだ。だからハナをいじめてるアホにもアホな思い込みがあるはずだ。そうでなきゃ人間あそこまで行かないよ。他人を傷つけることだって正当化しないと続けられないもんだ。
サムライチャンプルー |
アニメっぽいアニメじゃないものを目指した作品だろうから、単純にアニメでよくあるシーンを作ったら浮いて見えたというだけのことなのかもしれない。でもさー、なんかさー、期待してたぶんだけねー。
まだ第一話なので次も見ます。第一話としては期待はずれでした。四話くらいまでは期待してます。
あと、ホントの先生ってのはモジモジして歯切れの悪い生徒を愛するんだよ。そういう生徒が一番、物事を大きく深く見てるから。一つの質問に答えが10も20も思い浮かんで上手く答えられない子を愛おしく見守っているんだよ。
追記:未だに"The Black Swan"を読み返してるんだけど、今日読んだ箇所にこんな文があった。ざっくりまとめると、「sensationalとempiricalを見分けられるようになれ!」という感じ。ここで話題にしたシーンはsensationalなだけでempiricalじゃないんだ、と得心した。名作ってのはどんなに荒唐無稽でも、empiricalな部分があるから感動するんだろう。
*1 日本びいきで、サムライになりたくて仕様がないオランダ人が出てくるところでそう思った。そのオランダ人は「日本もいつか外国人をうけいれてくれるだろう」的なことを言うのだ。教科書の「鎖国」という表現が見直されるようなご時世に、と思ってそこで見るのやめた。アンボイナ事件とか、制作者たちはどう思ってるんだろう。
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