2008年9月4日木曜日

料理は楽し

以前に紹介したよしながふみ『きのう何食べた?』を読んで以来、なんか妙に料理が楽しくなってきた。もともと嫌いじゃないし、基本的には自炊なので見た目では変化は無いんだけど、なんか楽しい。

改めて料理は結果であるな、と思う。火がちゃんと通っている、これだ。この結果さえでればやり方なんてどうでもいい気がしてきた。できれば美味しいほうがいいし、栄養のバランスも大事だ。でも、まず食える、食って腹を壊さない、これですよ。

レシピ本はちょこちょこ買うんだけど、一冊に2つレギュラー入りしたらいいほうで、かなり打率は低い。でもこの間買った本はすごく良かったのでご紹介。
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おべんとうの
ちいさなおかず
300
コマツザキ・アケミ
もう『おべんとうのちいさなおかず 300』というタイトルで説明しきってるんで何が良かったのかだけ書きますけど、種類が多い、簡単、応用が利く。お弁当用なので味付けは濃いけれども、そこは勘で乗り越える。すると、普段のお食事に、あら不思議、二品ぐらい増えちゃうのだ。

自炊を始めて十年ちょいなんだけど、おかずをどかっと一品つくって飯と汁(無い時も多い)というパターンか、もう丼だのチャーハンだのパスタだのを一品どーんで終わりというのがほとんどだった。こういう食事だとすぐにお腹がすくし、栄養も偏るし、そして一番気が重いのが、食材があまってしまうことだった。その食材はその料理でしか使えなくて、なんかスゲー仕事出来ない奴みたいな気分になるのよね。

でもこの本があると、中途半端に残った食材がバシバシ片付く。レシピ本通りに作る人ってあまりいないでしょうから、材料を増やしたり減らしたりで冷蔵庫内に秩序が生まれる。これがすごく楽しい。おすすめです。安いし(1,000円)。本屋で見ていたら似たような本が幾つかあったので相性のよさげなのを探してくださいな。

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ケンタロウの
おかずの王様
ケンタロウ
でもさすがにお弁当のおかずなので脇役チックなメニューが多いです。で、おかずの主役は、『ケンタロウのおかずの王様』でカバー。なんつったって王様だし。これも簡単、応用が利く、食材が手に入りやすいメニューばかりなのでおすすめ。しかも派手目な料理が多いので人に食わせても喜ばれこそすれ、貧乏臭いとか言われないよ。ただ味付けが似たものが多いのでそこはやっぱり勘でなんとかしよう。

大げさに言ってしまうと一つ壁を超えた感じすらしてます。食費もだいぶ下がったし。

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