不思議な別れがあった。お互いに探って探って別れたという感じだった。残念だし寂しい。だからこれで良かったと思うわけでもない(思わないわけでもない)。けど、この別れがなにかの証しであるような感覚がある。道が続いていることの確証であるかのような。
蟲師というマンガが終了した。大好きな作品だったから残念だし寂しいのだけど、今日経験した別れのような不思議なさわやかさがある。
蟲師・ギンコの旅は、第1話と同じようにつづいているのだろう。また出会う、という思いとは違う。でも、ああ、そうか、人の歩いている道は同じ道だったんだ。その証しだったのかもしれない。
数ヶ月前からpreciselyに予告されていたような、それでいて突然の、予期できない別れだった。
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