2008年12月19日金曜日

日銀、量的緩和を実施へ 追記あり

今日の読売新聞

日銀、量的緩和を実施へ

日本銀行は18日に開いた金融政策決定会合で、事実上の量的緩和政策を導入する方向で最終調整に入った。


ならばなぜ2006年に量的緩和を解除し、利上げしたのか、と問われなきゃいけないよね。なぜ追い込まれてからやるのだろう。政府につつかれて、日本より高成長のアメリカよりも出遅れているんだから、自分で自分の独立性を危うくしているようなもんだ。

この間も書いたけど、日銀にとって危機って何なのか。デフレ、雇用不安、失業、税収の落ち込み。こういった事よりも、「アメリカがやったから」という理由のほうが重要なのか。ともかく、やっと日本も金融政策が動き出す。次は財政政策だ。

追記:
経済学者の田中秀臣先生曰く、今回の利下げはシナリオ通り、つまり言い訳みたいなものだとか。ということは、相変わらず日銀はやる気が無いってことか。うーん。ここで日銀の政策委員の最近の発言を見てみると、わざとボケてるんじゃないだろうか、というような発言があったりする。例えば「政策金利から消費者物価指数の上昇率を引くとマイナスだから低金利」とか。それってCPIをそのまま使ってるんだろうか。コアでもコアコアでもなく? 日銀はCPIの上方バイアスを意図的に無視していると、高橋洋一さんが書いていたけど、既に指摘されてるのに、まだそんな感じなの? 日銀にとっての危機ってホント何なんだろう。

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