お昼を食べながらFox Newsをネットで見てたら、アメリカの航空機事故での被害者がここ2年(ほとんど?)いないよ、という話をしていた。で、専門家が解説してて、技術の進歩のおかげで、危険を回避できるようになったよ、と言ってた。さらに、ヒューマンエラー対策も進んで、機長や副機長がミスをしても、すすんで報告するような体制が整えられたのも大きいよ、とも言っていた。つまり、ミスを報告しても、怒られたり懲罰を受けたりせずに済むようにしたら、ささいなミスも報告されるようになり、危機の回避がスムーズになったという。
航空機が墜落して検証してみると、計器が異常な数値を出しているのに、機長や副機長が「おかしいな、故障かな」みたいな発言を繰り返して、対処せずに事故に至るケースがあるのだそうだけど、こういったケースの教訓なのだろう。
そういえば、以前勤めていた会社は、ある事情から、必ず午後7時までは仕事をしなきゃいけなかった。これは強制とかそういうことじゃなくて、そういう仕事だったから。でも、そこは午前9時始まりの午後6時終わりの職場なのだ。だから当然、必ず1時間は残業することになる。客商売じゃないので、別に10時始まりでも構わない仕事だった。そういう職場だから、どんな人が管理しているのかお分かりいただけると思う。なので「10時始業にしたら?」という提案にも「何時に始めても遅刻するヤツは遅刻する」というよくわからない答えが返ってきて、みんな提案をしなくなった。
無駄な残業代を支払っている自覚が全然なかった。月20時間くらいまで残業代は出ていたけど、さらにサービス残業が20時間ぐらいあった。もちろん始業を1時間ずらしても残業時間は変わらないかもしれない。でも働く側の意識は随分違ったんじゃないかな。満員電車を避けられるしね。
航空機を墜落させない、という目的の前では、職員の態度なんてどーだっていい。「おまえがしっかりしていないから云々」というのはただの責任転嫁であって、本来の目的ににコミットできていないと見なすべきだ。
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